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唯「あずにゃん、なにやってるの?」 梓「お絵かきです」カキカキ 唯「何描いてるの?見せて~」 梓「だめです!」 唯「そっか、私リビングにいるからいい子にしててね」 梓「はいです」 唯「憂~、いる~?」 十分後 梓「唯先輩!見てください!」トコトコ 唯「な~に?」 梓「これ描いてみました」 唯「なにこれ?」 梓「…唯先輩です」 唯「あ、ごめんね、このヘアピンとか上手だね~」 梓「もういいです!」ぷいっ 梓「憂~、遊んで~」 憂「梓ちゃんいい子いい子」なでなで 唯「あずにゃん~一緒に遊ぼうよ~」 梓「唯先輩とは話したくないです」 憂「ふふ」なでなで 唯「拗ねてるあずにゃんも可愛いケドね」 憂「直ぐに機嫌治るよ」 唯「あずにゃ~ん、唯先輩はお部屋にいるからね~」トコトコ 梓「うるさいです!憂、たい焼き頂戴」 十分後 唯「~♪」ジャカジャカ ガチャ 梓「…」 唯(ふふ、あずにゃん覗いてる)ジャカジャカ 梓「…」 唯「あずにゃん、どうしたの?」 梓「にゃっ、忘れ物を取りにきただけです!」 唯「ふふ、そっか」 梓「なんで笑ってるんですか」 唯「あずにゃんが可愛いからだよ」 梓「ふん、そうですか」 唯「あずにゃん、こっちおいで」 梓「しかたないですね」トコトコ 唯「ほら、膝に座って」ポンポン 梓「ふぅ」ストン 唯「あ、これじゃあギー太の練習できないね」 梓「え、はい」 唯「あずにゃんはベットに座ってて」 梓「あ、あの、たい焼き分けてあげます」 唯「ありがと」 梓「ギターの練習は後でにしましょうよ」 唯「ふふ、そうだね、あずにゃんの頼みならそうするよ」 梓「別に頼んで無いですよ」 唯「たい焼き美味しいね」パクパク 梓「そうですね」もぐもぐ 唯「…あずにゃん、さっきはごめんね」 梓「別に怒ってないです」 唯「じゃあ、抱き締めてもいい?」 梓「…いいですよ」プイッ 唯「ギュー♪」 梓「~♪」 おわり 2 ※作者別
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憂「お姉ちゃん。私買い物いくけど」 唯「雨なのにごめんねー」 憂「うん。何かかってくる?」 唯「ミルクかな。あと……」 梓「おねいちゃん!」 唯「?」 梓「おねいちゃん!」 唯「んーん。私は唯だよ。唯」 梓「?」 唯「ゆ い。ほら言ってごらん」 梓「?」 唯「口の形真似して。 ゆ い 。」 梓「ゆ い。ゆい。ゆいゆい」 唯「うん! そうそう。あ、ごめん憂。あとアイスかってきて~~」 憂「うん」 唯「雨しつこいよねー。じめじめしてくるよ」 憂「でもやんだら約束どおり」 唯「うっ……雨雨ふれふれもっとふれー」 梓「?」 唯「はーいあずにゃんは遊ぼうねー」 梓「はい!」 唯「えへ。お膝の上おいで」 梓「にゃひ」 唯「あったかー」 梓「にゃう」 唯(あずにゃんよく懐いてる……うれしいな) 唯(憂! 心配しなくても私にもできるよ! ちゃんとあずにゃんのお世話できるもん!) 唯(雨がやむまでにもっとなついてもらえるよう頑張ろっと!) あずにゃん日記その4 あずにゃんが私の名前を覚えたよ。 それと、音楽にも興味をもつようになった。 嬉しそうにずっとコンポをみつめてた。 相変わらず成長もしてる。 そろそろ抱っこするのが重たい。 雨は週末には止んじゃうみたい。 私、憂を説得できるかなぁ。 唯「よし、これでオッケー」 梓「なに?」 唯「あずにゃん日記だよ」 梓「?」 唯「きにしなくていーの! さぁ寝よ?」 …… 梓「んしょ、んしょ」 憂「わぁ」 唯「えっ……」 梓「んしょ、んしょ。んにゃ」 憂「すごい! 上手にあんよできたね」 唯「あずにゃんが足だけで歩いてる……」 憂「何いってるの? そりゃ成長したら二本足で歩くよ」 唯「そうだっけ……」 憂「それにしてもおっきくなったね」 唯「もう幼稚園児くらいある?」 憂「まだそんなにおっきくないけど、よいしょ」ダキッ 梓「にゃ」 憂「おもーい。はいお姉ちゃんパス」 唯「んしょ。おお、おっきいねぇあずにゃん」 梓「にゃう~」 憂「お姉ちゃんにだっこされたら嬉しそう」 唯「えへへ」 梓「♪」 憂「…………」 あずにゃん日記その5 日々あずにゃんは成長している。 ついに二本足で立って歩いた!! てちてち歩くすがたはとっても可愛いです! これからどうなるんだろー 言葉もじゅんちょうにおぼえています! …… 唯「ほらあずにゃんこっちだよ~♪」 梓「まって……あう」 唯「ゆっくりでいいからおいでー」 梓「ゆい……ゆいい……」ヒョコヒョコ 唯「えへへへへへ、可愛い可愛い」 唯「もうっ、なんて愛らしい子なんでしょ」ナデナデナデナデ 梓「にゃうー」 唯「頑張ったからおやつをあげよう」 梓「おやつ! もぐもぐ」 唯「食べたらちゃんと歯は磨かないとだめだよー」 梓「もぐもぐもぐもぐ」 唯「あずにゃんは食べるのが好きだねぇ。そりゃ大きくなるよ」 梓「もぐもぐもぐもぐんむ」 憂「お姉ちゃん……」 唯「ほえ?」 憂「あんまり甘やかすと」 唯「あ……う、うん……」 憂「週末、晴れるんだってね」 唯「……あ、あのね憂。私さ、しっかりあずにゃんのお世話するから……その」 憂「だめだよ。だめ。最初に約束したでしょ?」 唯「ひどいよ! あずにゃんが可哀想!」 梓「?」 唯「おっきくなったとはいえ、まだこんなに小さい子なんだよ?」 憂「ひどいのお姉ちゃんのほうだよ。野生にかえさなきゃならないのにそんなに甘やかして」 唯「だめだもん! あずにゃんは私といるのが楽しいんだから!」 憂「それはわがままだよお姉ちゃん。別れるなら、なるべく早いほうがいいと思う」 唯「でも……」 憂「どんな子にも帰る場所があるよ」 唯「じゃあここがあずにゃんの帰る場所になればいいじゃん!」 唯「だいたい捨てあずにゃんだったんだから……さ……」 憂「……いまは、可愛い盛りかもしれないけど」 唯「えっ」 憂「その子はまだまだおっきくなると思うよ?」 唯「それでも大丈夫。私ちゃんと責任とってそだてる!」 憂「……」 唯「ご飯もお風呂もトイレもしつけも! 私がちゃんとするから!」 憂「……ほんとに、ほんとに後悔しない?」 唯「うん! 絶対!」 憂「わかった……そこまでお姉ちゃんが言うなら」 唯「わあ! ありがと憂!」 憂「…………ううん」 あずにゃん日記その6 やりました! 憂の説得に成功! これからあずにゃんと一緒だよ! よーし晴れたらあずにゃんと外に行こう。 まだまだいろいろ教えてあげるんだ! たのしみでしにそう~~ 唯「えへへ、えへへっ♪」 梓「スゥ、スゥ」 唯「嬉しいねあずにゃん。一緒だよ!」 唯「今日もとっても楽しかったね」 唯「明日はもーっと楽しくなるよね」 唯「ね、あずにゃん♪」 …… 唯「晴れだー!!」 梓「はれ!」 唯「おお、お天道様。お久しぶりでございます」 梓「ます!」 唯「よしあずにゃんお散歩いこ!」 梓「?」 唯「外だよ!」 梓「にゃ!」 唯「手つなごうね」ギュ 梓「にゃう!」 憂「あ、外いくの?」 唯「うん!」 梓「!」コクコク 憂「じゃあついでに卵かってきて?」 唯「おっけーおっけー」 梓「おっけー」 憂「えへ、なんだか親子みたいだね」 唯「えー? そうかなー。私まだ20なんだけどこんなおっきい子」 憂「冗談じょうだん」 唯「もー、憂ったら」 憂「気をつけてね」 唯「うん、いってきます!」 梓「いてきます!」 憂「いってらっしゃい」 スーパー 唯「あずにゃんそれ売り物だから勝手に食べちゃだめぇ!」 梓「がつがつむしゃむしゃバリバリ」 唯「だめだってばぁ!」グイッ 梓「むぐ?」 唯「め! だめ! ここはおうちじゃないから勝手にたべちゃだめなの!」 梓「にゃあ」 店員「あのー……」 唯「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい! 代金は支払います!」 唯「ほら、あずにゃんも謝って」 梓「ごめなさい!」 唯(も~~~、教えることまだまだいっぱいだよ) ヒソヒソ ヒソヒソ ヒソヒソ 梓「にゃう……」 唯(うわー、すごい見られてる……恥ずかし) 梓「にゃぉ……ごめん…なさい……」 唯「悪いことだってわかった?」 梓「……にゃあ」 唯「はい。でしょ」 梓「はいです」 唯「勝手にうろうろするのもだめだよ! あずにゃんは何も知らないんだから」 梓「はいです……」シュン… 唯「そ、そこまで怒ってないからさ、そんなに落ち込まなくていいよ」 梓「……ごめんなさい」 帰り道 唯「お手~手~、つーないで~」 梓「にゃーにゃーにゃー」 唯「ほら、まっすぐ前みて歩く」 梓「はいです」 唯「返事だけはいいんだから……ふふ」 梓「?」 唯「んーん、なんでもないよ」 梓「にゃあ」 唯「ほんとあずにゃんはかわいいね。こりゃ甘やかしたくなっちゃうよ」 梓「?」 唯「帰ったらーオムレツたべてーお風呂はいってー♪」 梓「♪」 あずにゃん日記その7 悪いことはちゃんと悪いと教えないといけない。 それは飼い主の私の責任。 あずにゃんはおしえた分だけ賢くなっていくから 明日のあずにゃんは今日のあずにゃんよりもっともっとお利口なはず。 あずにゃん日記その12 あずにゃんはだいぶまともにしゃべれるようになった。 身長はもう小学生の低学年ほどはある。 でもどれだけ大きくなってもボール遊びは好きなまま。 最近は私のギターに興味をもっている。 唯「あずにゃんタイヤキたべる?」 梓「たべますたべます!」 ピョンピョン 唯「はい」 梓「もぐもぐ♪」 唯「おいしい?」 梓「おいしいです」 唯「好きだねぇ……ここ毎日たべてるよ」 梓「半分いります?」 唯「いいよ。たべてたべてー」 梓「どもです。あむあむ♪」 唯「あずにゃんがたべてる姿はとっともプリティだね」 梓「えへへ……照れますよ」 唯「にしても綺麗にしゃべれるようになったね」 梓「いろいろ教えてくれるおかげです」 唯「えへっ、あずにゃん♪」 梓「ゆいー♪」 唯「御主人様って呼んでみて!」 梓「ごしゅじんさま? ごしゅじんさま!」 唯「えへ、えへへ。かわいいにゃあ」ナデナデ 梓「んう……なでなでしてもらうの好きです」 唯「うんうん」 梓「もっとしてほしいです」 唯「そうだねー」ナデナデ 梓「えへへ」 唯「すくすく育ちなさいー」 梓「にゃあ!」 あずにゃん日記その15 すくすく育つのはいいけどいくらなんでもそだちすぎ! もう身長は140cmくらいあるのかな。 こんなに大きくなるとお風呂にいれてあげるのも一苦労! 唯「もー! おとなしくしてー!」 梓「やですやです!!」ジタバタ 唯「脱ぎ脱ぎしなきゃはいれないでしょ!」 梓「にゃー!! お風呂入りません!!」 唯「だめ! 臭くなっちゃうよ」 梓「べつにいいですし」 唯「め!」 梓「えー……やです……えーん」 あずにゃん日記その18 今日はあずにゃんをおつかいに行かせてみた。 500円もたせていつも飲んでる牛乳と食パンと お釣りで好きなもの買ってきていいよっていったら 私の大好きなバニラソフトを買ってきてくれた。 少し溶けてたけど二人でわけて食べた。 あずにゃんはとってもやさしい子 4
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唯「あずにゃん……」 唯先輩が色を帯びた声で私に呼び掛ける。 梓「だめっ…ですよ、唯先輩っ!」 唯「どうして…?」 熱の篭った息を吐きながら、私を見詰める唯先輩の眼差し。 その瞳の奥には明らかに私を求める意志が宿っていた。 梓「どうして…って、それは私のセリフです」 唯「……?」 梓「どうして、こんなことをするんですか…?」 唯「………」 二人の間に流れる一瞬の間。 私は手を動かし、乗り掛かった唯先輩の身体を引き離そうとする。 しかし、それは即様断ち切られた。 唯「あずにゃんが、大好きだからだよ……」 梓「……っ!!」 今、なんて…? 唯先輩が、私を好き…? 唯「あずにゃんが可愛くて、その仕草に私はいつもドキドキする…」 梓「え…?」 唯「ギターの扱いが上手くて、その演奏に聞き惚れてメロメロになっちゃう…」 梓「………」 唯「ずるいくらい、キュートだよぅ。私の頭の中はあずにゃんの事でいっぱい、だから…」 梓「っ… でも、私は…っ!」 唯「あずにゃんっ!!」 突如押し倒された。 ガシっと掴まれ、ギュゥと抱き締められ、頬と頬がピッタリと引っ付いた。 息を荒げる唯先輩の手に、私は力強く絡め捕られる。 尚も落ち着かず、私の耳を舐めしゃぶりながら甘い吐息を漏らす。 唯「あずにゃんっ!! あぁ、あずにゃんっ…!!」 畳に押し倒した私の身体に覆い被った唯先輩の身体が押し付けられた。 自身の身体を私の身体に擦り合わせるように激しく動く。 犯されている、先輩は今私を求めて身体を貪っている…。 手が私の顔を触る、額をなぞり、頬を駆ける指先。 愛しく私の瞳を見る、その赤い顔に言葉を詰まらせてしまう。 撫でられた頬から手が後ろに動き、私の頭を固定してくる。 唯「あずにゃん…」 視線が交差する 唯先輩と私、二人の間… 唯「あずにゃん… ゴメンね?」 梓「………。いいですよ、唯先輩なら…」 優しい言葉を発した後、私は先輩にキスをされていた。 蕩けるような生温かい舌先が口内に入り込み、私の身体に電流が走り狂った。 絡め取って、巻き付いて…唯先輩の舌と私の舌が重なり続ける。 脳が痺れ、唯先輩の舌の温もりと感触に胸が熱く早鐘を打ちつける。 薄く見開くと唯先輩の柔かい顔が眼前で、私はたまらなくまた口付けに夢中になる。 我慢できなくて唯先輩の背中に手を回して思いっきり引き寄せてしまう。 柔かい唯先輩を抱き締めながらキスをして…どうしようもないほど幸せになる。 唯「あずにゃん…?」 梓「私だって… 唯先輩の事が、好きなんですからね!」 二人は、結ばれた。 だって私は…。の部分が三者いると思ったよW -- (あずにゃんラブ) 2013-12-31 03 46 56 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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梓2「私は今まであなた達の家に行っていろんなことを学びました」 梓2「言葉、コミュニケーション、楽器、ゲーム……」 梓2「私は楽しかった、それはとても刺激的だった」 梓2「でも私は人形、自由にそれを楽しむことはできない」 梓2「だから乗っ取ってやろうと思ったんです!私に瓜二つの、この女の人生を!」 梓「……本性を現したわね、デクノボー!」 梓2「入れ替わりを考えたのは律先輩が見せてくれた映画がヒントでした」 律「え、私!?」 梓2「そのためにギターを練習したし、ボランティアをしてお礼をさせてこの女を引きとめました」 梓2「学校からこっそり抜け出してギターを盗んだ時にお前の友達に会った時はどうしようかと思ったけど、 逆に利用させてもらいました」 梓「そんなこと、べらべら話してどうする気?もう許さないよ」 梓2「許す?ふふふ、面白いことを言いますね」 梓2「私はあなた達を全員殺してあずにゃんになるんです!」 ピシャーン!ゴロゴロ 澪「に、ににににに逃げなきゃ!」ガチャガチャ 澪「あ、開かない!」 律「落ちつけ!ドアは押すんじゃなくて引け!」ガチャ 梓2「待ってください!」 唯「うぅ……」 梓「何やってるんです!逃げますよ!」 唯「うん……」 律「ここで一旦散るぞ!澪、来い!」 澪「あわわわ……」 紬「じゃあ私がこっちに引きつけるから唯ちゃんと梓ちゃんは向こうに逃げて!」 梓「わかりました!」 唯「ムギちゃん……生きててね」 紬「大丈夫、ちゃんと逃げるから♪」ニコッ … 梓2「……ムギ先輩、他の人はどこですか?」 紬「教えないに決まってるじゃない」 梓2「……そんなに殺されたいですか?」 紬「それも違うわ」ダダダッ 梓2「!……待ってください!」 … 澪「はぁ……はぁ……」 さわ子「……ホントにそんなことが?」 律「ああ、ホントだ」 さわ子「……私、助けに行くわ」 律「私も行く!」 澪「!」 律「大丈夫だって、流石に職員室にいれば安全だろ」 さわ子「生徒がちょっと待たされてても他の先生も気にしないわ」 澪「ごめん……」 律「まぁちゃっちゃとやっつけて帰ってくるからさ」 … 梓「はぁ……はぁ……」 唯「なんで廊下も教室もだれも居ないの……?」 梓「酷い雨ですから、みんな帰っちゃったんですよ」 梓「全く……今日はついてないなぁ……」 唯「ごめんねあずにゃん、私達のせいでこんなことになっちゃって……」 梓「別に気にしてませんよ、というか気にしてる場合じゃないです!」 唯「そっか、ごめんね」 … 紬「はぁ……はぁ……」 梓2「所詮は人間ですね、もう疲れたんですか」 紬「きっともう梓ちゃんたちは逃げ切ったところだと思うし、私の役目は終わりよ」 梓2「……そうやって負け惜しみを言えばどうにかなると思いましたか?」 紬「……」 律「消火器アタァーーーーック!」ゴスッ 梓2「!」 律「どうだコノヤロー!」 梓2「私の後ろ頭……へこんじゃいました……」 紬「りっちゃん!」 さわ子「ムギちゃん、これ!効くかどうかわからないけど!」ヒュン 紬「これは……ライター?」パシッ 梓2「くっ……3人に増えましたか……」 律「かかってこいよ!スクラップにしてやる!」 梓2「うおおおおおおおお!」ガキーン 律「ぐ……力つよ……」グギギギギ 紬「後ろががら空きよ!」シュボッ 梓2「ぐああああああああああ!」 さわ子「さあ、逃げましょう!」 律「頼む!焼け死んでくれ!」 紬「……もう見てられない」 …… 梓2「……体が……燃える」 梓2「このままじゃあ……人間の姿じゃなくなっちゃう……」 梓2「雨……そうだ、雨が降ってるじゃないですか!」 がしゃーん! 唯「玄関はすぐそこだよ!」 梓「はい!」 ぐしゃあ! 唯梓「!?」 梓2「ふふふ……見つけた……今日はついてますね……」 唯「あ、あ、あ……」 梓「……っ!」スチャ 唯「あずにゃん!」 梓「来い!化け物!」ガタガタ 梓2「そんな傘一本でどうする気です?」 梓「お前に唯先輩は……こ、殺させない!」 澪「梓ーーー!傘を奴に刺せーーーー!」 梓「澪先輩!分かりました!」 梓「当たれえええええ!」ヒュン グサッ! 梓2「でもこの程度じゃあ痛くもかゆくも……」 ピシャーーーーーン! 梓2「ぐああああああああああ!」 梓「避雷針!?」 澪「大丈夫かーーー!唯ーーーー!梓ーーーー!」 梓「おかげさまで大丈夫です!ありがとうございました!」 澪「あ、すみません、傘をさせって言うのは雨が降ってるからであって決して危ないことを推奨してるわけじゃ……」 唯「ふぅ……これにて一件落着かな」 梓2「……」 梓「あとはみんなを呼んでアレを処分しないと……」 梓「この傘、お気に入りだったのになぁ……」 梓2「……アーモウボロボロジャナイカ」 人形「……コロシマス」 唯「あずにゃん!後ろ!」 梓「え?」 ブォン! 梓「きゃあああああああ!」 人形「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス……」バキバキ 唯「自分の左手をもいでる……!」 人形「コロスコロスコロスコロスコロス……コ、コンニチハコンニチハコンニチハコンニチハ……」ブォンブォン 梓「いやああああああ!た、助け……」 グサッ! 梓「……え?」 澪「梓!離れろ!」 梓「は、はい!」 ピシャアアアアアアアアン! 人形「!!!!!!!!!!!!!!」 人形「コ、コン……ナラ……サヨウナラ……サヨウナラ……あずにゃん2号だね!今日からあず」 人形「……」 唯「今日ダーツに行ったら私達高得点だね」 梓「ゆ……唯先ぱぁああああああい!うわあああああああああん!」 唯「よしよし、あずにゃん無事でよかったね」 紬「さっき澪ちゃんが叫んでたけど大丈夫だった!?」 律「奴は!?」 唯「アレだよ」 さわ子「グロっ!」 律「澪、大活躍だったみたいだな!」 澪「えへへ」 律「それに唯と梓もよく戦ったよあの化け物と」 梓「それは律先輩も同じじゃないですか」 律「それにムギ、初めに自分を囮にしようなんてすごい勇気だったな」 紬「そんなことないわよ♪」 律「それに引き換えさわちゃん!あれだけ意気込んで何もやってないじゃん!」 さわ子「私だって活躍したかったわよー」 梓「あれ?だんだん雨が弱くなってる?」 律「おかしいな、今日は朝から曇りの予報なのに晴れてきたぞ」 澪「見ろ!虹だ!」 紬「綺麗!」 唯「雨降って地固まる、だね!」 澪「ちょっと違うと思うぞ」 梓「私達は傘失くしたんで最悪ですよ、虹程度で満足すると思ってるんですか」 律「誰に言ってるんだ?」 梓「神様ですよ」 その後あの人形が動くことはありませんでした 専門家がああなった原因を探ろうとしましたが、コンピューターはメタメタになっていて調べることは敵いませんでした 製造元の社長さんはこの話を聞いてただ嫌な顔をしていたそうです こっちは命がかかってたのに、大人は勝手です さて、みなさんはこれに懲りて真面目に練習…… 唯「あー!そのケーキは私が最初に目を付けてたんだよ!」 律「言われなかったらわかんねーよ!」 澪「くだらないケンカするな!」 紬「まぁまぁ、ここは公平にじゃんけんで決めたら?」 してほしいです…… おわり 日本人形ロボット製造工場 がっしゃん、がっしゃん 男A「回収された人形の話って知ってるか?」 男B「何だよそれ」 男A「なんでも人を襲う人形がいたんだってさ!」 男B「なんだ、怪談かよ」 男A「社長の知り合いのお子さんが被害者だとか」 男B「ふーん」 男A「もっと興味持てよ……」 男B「で、それがどうした?」 男A「その人形、実は溶かされてここの工場に材料としてやってきたって噂だぜ!」 男B「何を根拠に……」 男A「さぁな、でも面白そうじゃないか?」 男B「別に」 男A「つれないなぁ……」 男B「それより動作チェックだろ、口より手ぇ動かせ」 男A「はーい」 「コンニチハ」 「コンニチハ」 「コンニチハ」 「コンニチハ」 「こんにちは」 TO BE CONTINUED!? 戻る
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あずにゃん日記その20 あずにゃんの成長がとまらない。 髪の毛もどんどんのびてきたから二つにくくることにした。 ちょっと髪の毛がべたべたした。 あずにゃん日記その21 あずにゃんの成長がとまらない 体重を測ったら50kgちかくあった ご飯あげすぎなのかなー でも背もぐんぐんのびてるし・・・ 今日も夜食に冷凍タイヤキを二つ食べた あずにゃん日記その22 変なニュースやってた。アズニャンがどうのこうのって あずにゃん日記その23 またニュースやってた。 …… 梓「ゆいー! 電話です電話!」 唯「むにゃ……なぁにこんな朝っぱらから」 唯「はいもしもしお電話かわりました」 唯「…………はい」 唯「…………」 唯「……はい」 唯「え」 唯「……………………はい」 唯「はい、わかります」 唯「……………」 唯「はい」 唯「……失礼します」 カチャ 唯「……」 梓「にゃ?」 唯「……」ギュ 梓「? えへへ、あったかいです」 唯「……うん……あったかいね」ギュウ 梓「……ゆい……?」 あずにゃん日記その25 明日管理局の人がくる。 あずにゃんを連れて行く。 どうしたらいいかわからない。 夜 唯「……」 憂「……」 梓「どうしたんですか?」 唯「あずにゃん」ギュ 梓「? なんで今日はいっぱいギュウしてれるんですか?」 憂「お姉ちゃん……」 唯「いい子だよ。いい子だよあずにゃん」 梓「にゃ?」 唯「……ぐす」 梓「どうして泣いてるんです?」 憂「後悔しないって、言ったよね。でも、お姉ちゃんの気持ちは痛いほどわかるから」 唯「……うん」 梓「?」 憂「明日おむかえがくるよ」ナデナデ 梓「?」 唯「……ぐす、ひぐ」 梓「なんでゆい泣いてるんです」 憂「悲しいから。人は悲しいときは泣いちゃうんだよ」 梓「そうですか」 唯「あずにゃん……あずにゃん」 梓「お別れするんですか?」 唯「やだ……やだよ」 梓「……なんだか寂しいです」 憂「そうだね……」 梓「でもどうして」 憂「アズニャンは……飼っちゃだめなんだって。危ないからって」 唯「いい子だもん!! あずにゃん悪いことしないもん!」 梓「はい。しないです」 憂「うん、いい子だよ」 梓「なんでういも泣いてるんです?」 憂「だって、だって……一緒だったもん、いきなりなんて寂しいよ」 唯「……ぐす、あずにゃん……」 憂「ごめんね……ごめんねお姉ちゃん、私がもっと反対してたら」 唯「ううん。でも後悔はしてないよ……」ギュウウ 梓「にゃう!?」 唯「いっぱい思い出をありがとう……」 梓「……」 唯「ありがとう……あずにゃん」 梓「…………にゃあ」 …… 翌朝 ピンポーン 「いるかしら」 憂「どなたですか」 「管理局の者よ。昨日の電話の件で来たの」 憂「……」 「あけてくれる?」 憂「……はい」 憂「どうぞ」 「おじゃまするわね」 ガチャリ 和「……まったく、あなたたち姉妹ときたら」 憂「和ちゃん……」 梓「にゃあ、誰です」 憂「管理局の人。おむかえだよ」 梓「……」 和「呆れた。ずいぶんと育っちゃって」 唯「和ちゃん……」 和「唯、怪我はない?」 唯「えっ……」 和「大きくなったアズニャンは危険なのよ」 唯「そんなこと……ないもん」 和「じゃないと国で規制されたりなんてしないわ」 憂「……」 和「管理局の権限で施設へ連れて行くわね」 唯「ま、まって……施設って」 和「……一般人に言うべきことじゃないわ」 憂「…………」 唯「それって……」 和「人に飼われたアズニャンはむしろ野生のものより危険なの」 唯「なんで……」 和「ほら、無駄に賢いでしょこの子」 唯「うん」 和「だから……いろいろ仕込まれて可能性があるの」 唯「そ、そんなことしないのに……」 和「ごめんなさい。誰であれ、決まりだから」 唯「そんな……じゃああずにゃんは」 和「狭い檻に閉じ込められるわ」 唯「だめ! そんなのだめ!」 和「落ち着いて。忘れるように努力しなさい」 唯「無理だもん! やっぱりあずにゃんをつれていくのはだめ!!」 和「大人になりなさい。もういい年でしょ」 梓「にゃあ」 和「!」 梓「ゆいをいじめるなです!!」 和「うっ……」タジタジ 唯「……あずにゃん」 梓「ふしゅー。ふしゃああ!!」 和「ち、近寄らないで」 梓「ふしゃあああ!!!」 唯「あずにゃんだめ!!!」ギュウ 梓「にゃあ! なぜです、悪いヤツですゆいを泣かせました」 唯「ちがうの! ちがうの!!」 和「はぁ……びっくりしたわ。あやうく麻酔銃をつかうところだった」 梓「にゃあ、離してほしいです! ゆいの敵です!!」 唯「あずにゃん、いい子だから、いい子だから……」 梓「……」 唯「……いい子いい子」 梓「ほふぅ……」テレ 和「……ずいぶん、懐いてるのね」 唯「……」 和「アズニャンが主人を想って牙を向くなんて初めてよ」 唯「ごめんね。ごめん和ちゃん。でもあずにゃんはほんとにいい子だよ」 唯「優しいんだよ。私のために……アイス買ってきてくれたり」 唯「家事だって手伝ってくれるし、もうおもらしもしないし」 和「……」 梓「にゃあ」 唯「ひどいことなんてしないよ……絶対絶対」 和「……」 憂「お姉ちゃん……」 和「……そうね」 唯「!」 和「……じゃあ少しだけ猶予をあげる」 唯「えっ」 和「私、一度上にかけあってみるわ」 唯「ほんと!?」 和「でも約束。絶対になにも事件を起こさないこと。絶対よ?」 唯「うん! 当然だよ!」 和「そうね、次結果をもってこれるとしたら数ヶ月先になるわ」 和「それまでにしっかりとしつけてみなさい」 和「調教以外でアズニャンをしつけることに成功したら、きっと管理局の見方も変わってくる」 唯「……わぁ!」 憂「和ちゃん怒られない?」 和「今回の件は私に任されてるから。心配しないで」 梓「?」 唯「あずにゃん!」ギュウ 梓「うぎゃ、苦しいです」 唯「一緒にいられるよ!」 和「決まったわけではないわ。観察期間ってだけ」 唯「でも和ちゃんならなんとかしてくれる! そうでしょ?」 和「尽力するけど。私たちのアズニャンに対する認識が全て正しいとは思ってないから」 和「……この子は、いろんな可能性をもった子よ」 唯「うん!」 和「すこし、なでてみていいかしら」 唯「いいよー。はいあずにゃんおとなしくしてー」 和「……」オソルオソル 梓「にゃあ」 和「!」ビクッ 憂「怖がらなくてもいい子だよ」 梓「にゃあにゃあ」 和「……」サスリサスリ 梓「♪」 唯「ね?」 和「……そうね、貴重な映像がとれたわ」 唯「えへ」 和「不思議ね。こうして見ると危険生物ってことを忘れるわ」 唯「全然危険じゃないよー」 和「……それじゃあ、結果を楽しみにね」 唯「うん!」 憂「ありがとう和ちゃん!」 唯「ありがとう!」 梓「ありがとうです」 数年後… 梓「ゆい博士ー」 唯「んー? なぁに?」 梓「お茶にしませんか?」 唯「およ、もうそんな時間。じゃあちょっと休憩ー」 梓「どうぞ」 唯「ん」 梓「ゆい博士。論文すすんでますか?」 唯「んもうあずにゃん! ふたりきりのときは唯って呼んでよ」 梓「すいません……」 唯「今度の論文はまぁまぁかなー」 梓「ゆいが壇上にあがる姿はカッコイイです」 唯「そ? ありがと」ナデナデ 梓「えへへ」 ガチャリ 和「ちょっと唯! なにのんきにお茶してるの!」 唯「わわっ、和ちゃん!」 和「日記じゃないのよ? 早く書き終えないと次の学会間にあわないわよ?」 唯「そ、そうだね、頑張ります!」 和「あなたの論文にアズニャンの未来がかかってるってことをしっかり自覚なさい」 唯「わかってるよぉ」 和「学会にはお偉い先生や局の人もたっくさんくるんだから!」 和「前みたいなふざけた内容ではだめよ」 唯「ふざけてないよ~、あれがあずにゃんの育成論なんだから」 和「はぁ……あのね、だっこしてぎゅーしてチュッなんて書き方でいいわけないでしょ」 和「育成法を確立した第一人者がこれじゃ先が思いやられるわ」 唯「大丈夫大丈夫。今度はあずにゃんについてきてもらってパフォーマンスもするから」 和「あのね……あぁ、頭が痛いわ」 唯「えへ」 和「とりあえず来週までに形にするのよ!?」 唯「はーい」 和「気の抜けた返事ね」 唯「論文きらーい。私あずにゃんと遊んでるほうがいいなー」 梓「にゃあ」 和「……はぁ、どうしてこんなんで博士号をとれたのかさっぱりわからないわ」 唯「まだまだ未開拓分野だからねー」 和「それだけ期待されてるんだから頑張りなさい」 唯「よし! さっそく作業にもどります!」 梓「頑張ってください!」 唯「の前にあずにゃん日記書こっと」 和「それ、毎日かいてるの?」 唯「うん、出会った日からずっとずっと。一日何回も書いたりもしてるよ」 和「その情熱をもっと他のところに……っていまさら何言っても無駄ね。へんにこだわっちゃうところがあなたのいいところだもの」 あずにゃん日記その1644 今日もあずにゃんは可愛い。 お手伝いをさせてる間は趣味でメイド服を着せている。 ふりふりした愛くるしい生き物がせかせか動きまわる姿を、目で追いかけているだけで幸せだ。 この論文の発表を終え、管理局局長が声明をだしたら運動はますます加速するだろう。 でもきっとうまくいく。 隣から不思議そうな顔でのぞきこんでくるあずにゃんの顔をみてると、そんな気がしてくる。 そうだ、一般人によるあずにゃんの安全な飼育が可能になったら、次は結婚できるように働きかけてみよう。 そうしよう。さすがに無理かな? でもやるとしたら、きっともっと忙しくなっちゃうな。 唯「ふー」パタン 梓「日記終わりました?」 唯「うん!」 梓「結婚って書いてました? 結婚???」 唯「読めるんだね」 梓「はいです」 唯「頭いいね。いい子いい子」ナデナデ 梓「えへへ、もっとなでていいですよ」 唯「よし、もう遅いからあずにゃんは寝なさい。明日またナデナデしてあげるから」 梓「はい。約束ですよ!」 唯「今日もとっても楽しかったね」 唯「明日はもーっと楽しくなるよね」 唯「ね、あずにゃん♪」 梓「にゃあ♪」 おわり 戻る
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「ねぇ、あずにゃん」 放課後、二人きりの音楽室。隣で私と同じようにギターの調整をしているあずにゃんに声をかける。 う~ん、私よりも手付きとかが優しい……。それだけ愛されてるってことなんだろうなぁって思って、ちょっとだけギターさんに嫉妬。 「なんですか?」 顔を上げずに、口だけを動かして答えるあずにゃん。手は相変わらずギターを撫でたりしてる。 うぅ、私にはそんな風に撫でてくれたりしないのに……。 「好きだよ、あずにゃん」 「なんですか藪から棒に」 突然の告白にも落ち着いて対処するあずにゃん。クールなあずにゃんもかっこよくていい感じだけど、昔みたいに顔を真っ赤にしてくれないのかなぁ。 昔は私のほうが優位だったような気がするんだけど、今じゃこんなに立派になっちゃって……。先輩は悲しいよ。 「用が無いのなら話しかけないでください、気が散ります」 「ごめんなさい」 うぅ……あんまりクール過ぎるのもどうかと思うよ、あずにゃん。もしかして、私って愛されてないのかなぁ。 そんなことを思ったけど、口には出さないでおく。またあずにゃんに怒られそうだし、もしそれを肯定されたらと思うと言葉が出せなかった。 どうしてこんなに臆病になっちゃったのかなぁ。あの頃はむしろあずにゃんがびくびくしてた気がするんだけど。やっぱり、私の独り相撲なのかなぁ……。 そう考えると、急に寂しくなってきちゃった。あずにゃんはすぐそこにいるのに、手を伸ばしても届かない気がしてくる。それどころか、私の声がもう届かないんじゃないかな―― 「……ッ!」 自然と涙が出てくる。泣き声も出そうになったけど、その前に口元を押さえたからそれが漏れることは無かった。 慌てて俯く、あずにゃんにバレないように。こんなところを見られたら、何の脈絡も無く急に泣き出す変な人として認識されてしまう。それだけは絶対に嫌だ。 ただでさえ好感度が下がっているのに、これ以上下げるようなことをしたら今度こそ破局。あずにゃんが私のそばを離れてしまう。 ……もっとも、今も状況としては大して変わってないと思うけど。 自嘲するように笑みを零す。本当に、いつから私はこんなに弱くなったのだろう。昔はもっと簡単に考えられたのにな。 そう、昔ならあずにゃんが本気で嫌がっていることも平気でできた。どれだけあずにゃんが嫌がっても、私のことを嫌いになるなんて考えなかった。 それが、今では嫌われることを恐れて、びくびくとあずにゃんの機嫌を損ねないように縮こまっているだけ。一体私たちの間に何があったのだろう。 そんなに大した変化は無かった、と思う。少しあずにゃんが大人になって、私も少しおとなしくなったぐらい。それだけで、ここまで変わるの? 「ねぇ、あずにゃん」 「なんですか、くだらない話ならまた後にしてください」 「私たちの関係って、一体どうなっちゃったんだろうね?」 ぴくりと。 ぴくりと、あずにゃんの動きが止まった。 「どういう意味ですか、それは」 「私たちの関係が解らなくなってきちゃったよ」 なんとなく。なんとなくだけどあずにゃんが怒っているような気がする。それはもう勘とかじゃなくて声色からも想像できて。 だから、慎重に言葉を選ばないといけないのに、なぜか私は思ったことをそのまま口に出してしまった。 「私はあずにゃんのことをどう思ってるの? あずにゃんは私のことをどう思ってるの?」 「……」 私の問いかけに、あずにゃんは答えてくれない。それがひどく――辛かった。 ねぇ、すぐに答えてよ。私はあなたのことが好きなんですって、あのときみたいに言ってよ。そうじゃないと、私……。 「――あなたが私のことをどう思っているのかは知りませんけど」 もう少しで泣きそうなタイミングで、あずにゃんが口を開いた。 声に宿るのは怒りではなくて、悲しみ? それとも戸惑い? そのどれよりも呆れの色が強かったと思う。 あずにゃんはその呆れた声そのままの表情で、恐らく悲痛な表情をしている私をぎゅっと優しく抱きしめた。 ……あぁ、あずにゃんから抱きしめられるなんて、久しぶりだなぁ。 「私が好きなのは、後にも先にも唯先輩だけです。今だってそれに変わりは無く、あなたのことが大好きです。あなたのことを愛しています」 その言葉に。 「――うわああああああああああああああぁぁぁああああああああああああん!!!!!!」 耳元で囁かれたその言葉に、心の中で何かが決壊し、愛しい人の胸の中で私はわんわんと泣きじゃくった。 「…………落ち着きましたか?」 「うん……」 「まったく、もう大人なんだからあんなに大声で泣かないでくださいよ」 「うん……」 「かなり迷惑でした」 「……うん」 「――愛してます、唯先輩」 「――うんっ!」 Fin あずにゃん何で最初冷たいんだろ… -- (名無しさん) 2010-09-06 00 09 57 こういうの、大好物でござる -- (ダメですぅ〜) 2010-09-26 13 52 03 死にたなったorz -- (名無しさん) 2011-09-07 10 19 49 ツンにゃん -- (名無しさん) 2014-08-27 23 26 50 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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【正式名】みずな 【初参加】第13回ロック杯【夏祭り記念杯】(Wii) 参加時の概要 ~マリオカートWii~ 【メインキャラ】Mii 【メインマシン】スピードスワン 【参加時ネーム】みずにゃん ロック杯での概要 ~マリオカートWii~ 第13回ロック杯にて初参加。 初参加ながら高い9000台のレートを誇っている。 レート通り順位は高順位メインの成績である。 ロック杯参加は第13回のみとなっている。 ロック杯参加(WII) 第13回ロック杯【夏祭り企画杯】 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 第13回がロック杯初参加となる。 今回のレースの中で1番のレートであり 成績も3GP参加し上位メインを取っていた。 4レースはレインボーを押してたりする。 その他の活動 2009年2月頃にマリカーWiiで実況動画を始める。 2010年中旬まで任天堂中心のゲームを実況動画を上げていたが 現在は動画はあげず生放送をしたりしていた。 【初実況動画】 【ブログ】http //d.hatena.ne.jp/mizunyan7/ 【大百科】http //bit.ly/2v8VTrN 【ツイッター】http //twitter.com/mizunyan7
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唯「あずにゃんちょっと来て~」 梓「唯、なんですニャ。今テレビに夢中なので後にしてほしいですニャ」 唯「新しい言葉を覚えよう!」 梓「っ!?…それならそうと最初に言って下さいニャ。」 唯「言葉の勉強になるとすぐに飛び付くあずにゃんに萌え…」 梓「いいじゃないですニャ!将来のためになりますニャ!///」 唯「そういう必死になるところが可愛いんだよねぇ~」 梓「いいですからさっさと言葉を覚えさすニャ!」 唯「分かった…分かったよぉ。じゃあ言うね。バナナって知ってる?」 梓「バナナってなんですかニャ」 唯「食べ物だよ」 梓「食べ物のなんですかニャ」 唯「果物だよ。昔は果物の王様と皆に呼ばれたみたいだね」 梓「そ、それは凄いですニャ…一度だけ食べてみたいですニャ」 唯「そんなあずにゃんのために今日は買ってきてあるのです!」 梓「にゃぬ!?今すぐ食べたいですニャ!」 唯「そんな急がなくてもバナナは消えたりしないよぉ」 唯はビニール袋に入っていたバナナを取り出す。 唯「ほら、これがバナナって言うんだよ」 梓「にゃ…長太いのが何本も繋がって並んでるのニャ」 唯「うんうん、初めて見る人には珍しい形だよね。じゃあ今から食べる用に一本千切るね」ヂギッ 梓「簡単に千切れたニャ…」 唯「じゃあ今からあずにゃんにバナナの食べ方を教えるからちゃんと見てるんだよ」 梓「お、お願いしますニャ…」 唯「まずは皮をむきます」 梓「このまま食べないんですかニャ?」 唯「皮食べてもおいしくないよぉ。こうやって先っぽをね…」プチッ 梓「おおっ!」 唯「あとはこれを下に引っ張れば……ほらねっ!」 梓「おいしそうな実が出てきたニャ……」 唯「ふふっ、食べてみる?」 梓「このまま口に入れていいですかニャ?」 唯「うん。一口で全部は入らないから噛み千切ってね」 梓「じゃあ、遠慮なくいただきますニャ……はむっ」 唯「どう、おいしい?」 梓「こ……これは!」 唯「あずにゃんの目の色が変わった!」 梓「おいしすぎるのニャ!もっと食べさせて下さいニャ!」 唯「あはは、相当気に入ったんだねぇ。ほいっ、もう一口」 梓「ぱくっ……ふあぁ、おいしいニャ~」 梓「口に入れた瞬間に広がるほのかな香りといい、舌触りといい、味といい文句の付け所がないのニャ!」 唯「これでバナナっていう単語はもう覚えたかな?」 梓「はいですニャ。ついでに私の大好物ベスト3にも認定したやりましたニャ」 唯「うふふ、本物を用意しておいて正解だったね!」 梓「百聞は一見に如かずですニャ」 梓「今日は調子が良いからもっと言葉を覚えたいですニャ」 唯「おっ、あずにゃんから覚えたいなんて珍しいねぇ」 梓「何か私の知らない言葉はないですかニャ?」 唯「うーん、今日はバナナしか用意してなかったからなぁ」 梓「あ……そうニャ!気になっていた単語を思い出しましたニャ!」 唯「えっ、なになに?」 梓「さっきテレビドラマを見ていて、女優さんがこんなことを言ってたんですニャ」 梓「『嘘よ!あの女とキスしているところ見たんだから!』って」 唯「……え、えええっ!?」 梓「キスって何ですかにゃ?唯に実物を見せて教えて欲しいですニャ」 唯「あ、あのねあずにゃん……キスっていうのは物じゃないんだよ?」 梓「ニャ?バナナみたいに、その辺のスーパーに売ってないんですかニャ?」 唯「キスはね……そんなに安っぽい物じゃないの」 唯「お金には代えられない大切な物なんだよ」 梓「じゃあ、どうやったらキスが手に入りますかニャ?」 唯「キスはね、好きな人同士ですることなの」 梓「好きな……人?」 唯「そう、好きな人」 梓「私の好きな人は、唯に決まってますニャ」 唯「あ、あずにゃん……///」 梓「?唯が照れるなんて珍しいですニャ」 唯(そんな可愛い顔で面と向かって好きなんて言われたら、誰だって照れるよう……) 梓「唯は……私のこと好きですかニャ?」 唯「も、もちろん。あずにゃんのこと大好きだよ」 梓「嬉しいですニャ///」 梓「唯と私が好き同士だと分かったから、これでキスができますニャ」 唯「そ、そうだね……!」 梓「それで、キスってどうやってやるんですニャ?」 唯「ほ……本当に今するの?」 梓「今しないと、いつまで経ってもキスが何か分からないままですニャ」 唯「それもそうだね……」 唯「……分かった。キスしよっか、あずにゃん」 梓「本当ですかニャ!?」 唯「うん……あずにゃんのこと大好きだから、いいよ」 梓「ありがとうございますニャ!」 梓「これでキスが何なのか分からずに、モヤモヤする必要もなくなりますニャ」 唯「じゃあ、目を閉じてあずにゃん」 梓「こ、こうですかニャ?」サッ 唯「そう。そのまま顔を少し上に向けててね……」 梓「はいですニャ」 梓(な、なんだか緊張してきたのニャ……)ドキドキ 唯「あずにゃん……可愛い」 梓「ゆ、唯……キスはまだですかニャ?」 唯「うん……行くよ」 梓「お願いしますニャ……」 唯「……大好き」スッ 梓(あっ……唯の手が私の肩に……) チュッ 梓「……!」 唯「んっ……はぁ」 梓「……ゆ、唯の唇が……私の唇に?」ドキドキ 唯「今のが……キスだよ」 唯「好きな人にただ好きって言うだけじゃ伝わらないときに使う、愛を伝える最強手段」 梓「これが、キス……」 梓「何だか分からないけど……すごくドキドキしました」 梓「少しを目を開けたら、唯の顔が視界いっぱいに広がっていて……」 梓「柔らかい感触が、何とも言えないくらい気持ち良くて……って、あ、あれ?」 唯「あずにゃん、まさか……?」 梓「言葉遣いが……治っている?」 唯「もしかして……!あずにゃん、ちょっと尻尾見せて!」 梓「し、尻尾……あれ、あれ?」 唯「無い……尻尾が、無くなっている!」 唯「戻ったんだよ、あずにゃん!ついに元の人間の姿に戻れたんだよ!」 梓「うそ……私、本当に……!」 唯「やったよ……やったよあずにゃーんっ!」ダキッ 梓「にゃっ!ちょ、唯ったらもう……」 唯「言葉の勉強が……長年の努力がついに実を結んだんだね」 梓「一年間……本当に長かったです」ウルッ 唯「えへへ、あーずにゃん」スリスリ 梓「にゃうっ……嬉しいのは分かりますけど、あんまりくっ付かないで下さいよ……///」 唯「どうして?あ、そっか。私たちもうキスしちゃったもんね」 梓「うぅ……キスをねだっていた自分が恥ずかしい……」 唯「いいじゃんいいじゃん。私たち、お互いに好き同士って分かったんだよ?」 梓「……唯が私のこと嫌いじゃなくて、本当に良かったです」 唯「一年も同棲しているんだよ?嫌いなわけがないもん」 梓「じゃあ、ちゃんと私のこと好きって伝えて下さいよ」 唯「好き。あずにゃんのこと、だいだいだーい好き!」 梓「……やっぱり、言葉だけじゃまだ足りないです」 唯「じゃあ……行動で示すよ?」 梓「もうっ……するなら早くして下さい」 唯「あずにゃんもせっかちだねぇ……バナナよりよっぽど気に入ったのかな?」 梓「う、うるさいです!」 唯「冗談だって……ほら、目閉じて」 梓「うぅ……///」サッ 唯「愛してるよ、あずにゃん」 梓「私も……愛していますニャ」 チュッ おしまい ナレーション・律だよ〜ん「この後に唯が唯わんとなり犬になって梓が世話みたそうな」w -- (名無し) 2011-11-12 11 11 56 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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唯「あ、ほっぺにケーキついてるよあずにゃん」 梓「え?どこですか?」サワサワ 唯「こ~こ♪」ペロッ 梓「にゃっ!?」ピクンッ 唯「へへ~、甘くて美味しいね~」 梓「むう」 唯「ん?どうかしたの?」 梓「唯先輩、胸におっぱいがついてますよ?私が取ってあげます」 唯「当たり前だよ!ていうか取るって何!?」 梓「あ、間違えました」 唯「一体何をどうやったらそんな間違いを犯すのさ……」 梓「おっぱいに乳首がついているので、私に舐めさせて下さい」 唯「悪化した!?」ガーン 梓「ダメなんですか?」 唯「ダメだよ!」 梓「おかしいですね、この方法なら合法的におっぱいにありつけると思ったんですが……残念です」 唯「残念だね。あずにゃんの頭が」 梓「じゃあこれで」ヌリヌリ 唯「……唇にクリーム塗ってどうする気なのかな?」 梓「え?唯先輩に舐め取ってもらおうと」 唯「はいあずにゃん拭いてあげるからこっち向いてねー」フキフキ 梓「わっぷ……むう」 梓(まあこれはこれで悪くないかも) 紬「りっちゃんりっちゃん、澪ちゃんの唇の端ににケーキが」 律「いっ!?」ドキッ 澪「じ、自分で取れるからいい!」フキフキ 紬「ちぇー」 …… 唯「いらっしゃい和ちゃ~ん♪」 和「お邪魔します。ふう、今日も寒いわね」 唯「こたつをご用意しておりますのでどうぞこちらへ~」ハハー 和「ふふ、何よそれ」スッ 唯「お茶をどうぞ、和ちゃん」 和「ありがとう。頂くわ」 唯「は~、やっぱこたつは暖かくていいね~」ヌクヌク 和「そうね。でもあんまりだらけちゃダメよ?今日はしっかり勉強しないと……」 唯「ほいほーい」 ピンポーン 和「あら?唯、お客さんみたいよ」 唯「えっ?誰だろう……はーい」 ガチャッ 梓「こんにちは、唯先輩」 唯「あれ?あずにゃん、急にどうしたの?」 梓「唯先輩に会いに来ました」キリッ 唯「あ、ああそうなんだ……上がってく?」 梓「はい、お邪魔します」イソイソ 唯「寒かったでしょ?こっちへどうぞ、あずにゃん」 梓「どうもです……あ、和先輩」 和「あら。こんにちは、梓ちゃん」 梓「こんにちは。えっと、今日は唯先輩とお勉強ですか?」 和「ええ、一応ね。唯が教えてくれって泣きついてきたものだから」クスッ 唯「ほ、ほらほらあずにゃん、そんなとこに立ってないでこたつに入って入って」 梓「あ、はい」 唯「ダメだよ和ちゃん、泣きついてきたなんて言ったら私の先輩としての威厳が」ヒソヒソ 和「……そんなもの唯にあったのかしら?」 梓「では失礼して……んしょっ」モゾモゾ 唯「わわっ!?」 和「え……?」 梓「ふう……あったかいですね」ヌクヌク 唯「あの……あずにゃん?」 梓「何でしょう唯先輩」 唯「何でわざわざ私の脚の間に入ってきたのかな?」 梓「ここが一番暖かそうだったので。あ、私のことは気にしないでどうぞ勉強を続けてください」 唯「私が気にするよ!」 梓「……」 唯「あずにゃん?」 梓「すう、すう……」 唯「寝た!?いくら何でも早過ぎるよ!」 和「そこがとても心地好かったみたいね」 唯「むう……」 梓「ん……すう、すう……」 唯「……全く、あずにゃんはいつもいつも」ナデナデ 梓「んにゅ……」 和「ふふ、何だかんだ言ってもどかしたりはしないのね」 唯「まあ可愛いし……こうしてると子猫みたいな感じだよ」ナデナデ 梓「ん~……」 和「それじゃあ梓ちゃんを起こさないように勉強を続けましょうか」 唯「はーい」 和「……」カリカリ 唯「むー……。ねえ和ちゃん、ここの問題はどう解くの?」 和「どれ?あ、そこはね……」 梓「んん、ゆいせんぱぃ……」モゾモゾ 唯「あれ?あずにゃん起きた?」 梓「にゃあん……そんなとこ舐めちゃダメですぅ……あっ、んっ」ピクンッ 唯「」 和「ゆ、唯……?あなたまさか」 唯「何もやってないよ!?何もやってないからね!?」 梓「こんなとこで……恥ずかしいですよぉ……むにゃ」 和「……ほどほどにしなさいよ?」 唯「何もやってないんだってば~!」 梓「……せんぱいばっかりずるいです。私も舐めちゃいます……」ペロッ 唯「ひあっ!?こ、こらあずにゃん!変な夢見てないで起きなさい!」ペチペチ 梓「んう……あれ?唯先輩?」 唯「あずにゃん起きたね?ほら、変な夢を見ていただけで私は何もしてないって和ちゃんに説明を」 梓「……やさしくして下さいね///」ポッ 唯「あずにゃああああああんっ!?」 和「じゃ、じゃあ私は生徒会行くね」 唯「和ちゃん、お願いだから帰らないでええええっ!」 …… 唯「けほっ、けほっ」 憂「お姉ちゃん、大丈夫!?」オロオロ 唯「ん……大丈夫だよ憂、ちょっと休めば元気になるよ」 憂「お姉ちゃん……」ウルウル 唯「ただの風邪だってば~。ほらほら、憂は早く学校行かないと。遅刻しちゃうよ?」 憂「う、うん……。お姉ちゃん、何かあったらすぐに連絡してね?」 唯「はーい。こほっ」 憂「じゃあ行ってきます。急いで帰ってくるからね!」 ガチャッ、バタンッ 唯「けほけほ、まったく憂は心配性なんだから~」 唯(……寝てれば治るよね。おやすみ) 唯「……」 ~~ 「寝てる……熱はまだ少しあるかな?」 唯(ん……だれ?うい、帰ってきたのかな……?) 「うわ、いっぱい汗かいてる……」 唯(あったかくして寝てたからね~……) 「ここはやはり、私が舐めとってあげるべきか……」 唯「そんなわけないでしょ!」ガバッ 梓「わあっ!?」ビクッ 唯「やっぱりあずにゃんか……」 梓「はい、あずにゃんです。唯先輩、風邪引いてるんだから寝てなきゃダメですよ」 唯「あずにゃんのせいだよもう……どうしてここにいるの?」 梓「唯先輩が風邪で寝込んでいると聞いて居ても立ってもいられなくなりまして。お見舞いですお見舞い」 唯「そうなんだ……ありがとうあずにゃん。憂は帰ってきてるの?」 梓「どういたしまして。憂は買い物してから帰ってくるそうです」 唯「買い物かあ、アイス食べたいなあ」 梓「憂が買ってきてくれますよ。憂が帰るまで唯先輩は私が見てますから、寝てて下さい」 唯「うん……あ」 梓「何ですか?」 唯「……今あまり体動かせないから、変なことしないでね?」 梓「失礼な。弱っているとこに付け込むようなことはしませんよ」 唯「え、でもさっき……」 梓「それに……よいしょっと」ガバッ 唯「ひゃあっ!?」ビクッ 梓「こんな風に抵抗がないのに襲っても、張り合いがなくてつまらな……」 唯「や、やめてぇ……」ウルウル 梓「…………」 唯「あ、あずにゃん……?」 梓「……これはこれで」ゴクリ 唯「ひいっ!?」ビクッ 梓「冗談です冗談」 唯「う~……!」 梓「まだ熱は下がってないんですから唸ってないで休んで下さい。ほらほら」 唯「あずにゃんのせいでしょー……ふんっ」 梓「……早く治して下さいね?」 唯「……うん」 憂「ただいまー!お姉ちゃん、大丈夫?」ヒョコッ 梓「汗いっぱいかいてますよね。拭きましょうか?」 唯「変なことしないならお願いするよ」 梓「手が滑ったふりしておっぱいを揉むくらいしかしませんから」 唯「それは常識的に『変なこと』カテゴリに入ると思うんだけど……」 梓「それは唯先輩だけの常識ですよ」 唯「一般常識だよ!」 憂「……ふふっ、お姉ちゃん楽しそう。元気になってきてるみたいだし、よかった♪」ホッ …… 梓「2/14はバレンタインですよ唯先輩」 唯「バレンタインだねあずにゃん」 梓「バレンタインがどういう日かは分かってますよね?」 唯「もちろん知ってるよ。好きな人に愛の告白を……」 梓「そうですね。女の子が好きな女の子にチョコを渡して告白するという聖なる一日です」 唯「うん、もうそれでいいや」 梓「というわけで……はい、チョコです。受け取ってください」スッ 唯「わあ……もしかして手作り?」パアアッ 梓「はい。憂みたいに上手には出来ませんでしたが、唯先輩のために頑張りました」 唯「ありがとうあずにゃ~んっ!」ガバッ 梓「にゃっ!?」 唯「えへへ~、愛いやつ愛いやつ♪」スリスリ 梓「にゃあ……えへへ」 唯「普通の手作りで安心したよー。あずにゃんのことだからまた何かやらかすんじゃないかと……」 梓「むっ。失礼ですね、私が何をやらかすって言うんですか」 唯「何をって……そりゃあ、ねえ?」 梓「もう、私だって常識は弁えてますよ。綿密なシミュレートの結果、チョコを体にかけての『私を食べて下さいにゃあ♪』とかは金銭的・衛生的に厳しいと判断したまでです」 唯「シミュレートはしたんだね……」 梓「そんなことより早く私のチョコを食べてくださいよ」 唯「あ、そうだね。じゃあ……」ガサゴソ 梓「早く早く」ワクワク 唯「……」ピタッ 梓「どうしたんですか?手が止まってますよ」 唯「……あずにゃんや」 梓「何です?」 唯「念のために聞いておくけど、このチョコ……変な薬とか入ってないよね?」 梓「……入ってませんよ」プイッ 唯「こらあずにゃん!ちゃんとこっちを見て返事しなさい!」 梓「何も入ってませんよ。強いて言うなら私の愛情くらいのものです」プイッ 唯「あずにゃんの愛情は嬉しいけど、とりあえず私の目を見て話そうよ」 梓「む~……何も入ってませんってば、唯先輩は心配し過ぎです!決して食べると身体が火照ってしまう薬とか、少量のお酒を混ぜて気分が高翌揚した唯先輩を美味しく頂こうなんて……」 唯「ふ~ん?」 梓「……思って、ませんよ?」プイッ 唯「……」 梓「……」 唯「あずにゃんや」 梓「はい」 唯「このチョコは家に帰ってから美味しくいただかせてもらうね?」 梓「……」 唯「……」 梓「……ええいっ、こうなったら力ずくで!」ガバッ 唯「わわっ!?こ、こらあずにゃ、チョコを口に押し込もうとしないで~っ!」ドタバタ 紬「梓ちゃんったら乙女ね……」ウットリ 紬「あら?りっちゃんと澪ちゃんは……あっ」 澪「り、律……」モジモジ 律「ど、どうしたんだよ澪」ドキドキ 澪「えっと……その、こっ、これ!」バッ 律「これは……ち、チョコってことでいいのか?」 澪「う、うんっ!り、律のために一生懸命、作ったから……!///」カアアッ 律「あ……ありがと、澪///」カアッ 紬「……」 紬「……素晴らしいわ、バレンタインデー!」グッ 3
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唯「……」 梓「……」スンスン 唯「……」 梓「……♪」クンクン 唯「あずにゃん、あのさあ……」 梓「はい?どうしました唯先輩」 唯「いや、その……首筋の匂い嗅ぐの止めてくれない?」 梓「えっ?」 唯「えっ?」 梓「だって唯先輩のせいじゃないですか」 唯「何でさ」 梓「唯先輩、今私をどうしてます?」 唯「……抱きしめてるけど」 梓「そうです。唯先輩は今日いつものように部室にやって来た私を、いつものように抱きしめました」 唯「うん」 梓「いわゆるハグです。ハグハグです」 唯「そうだね」 梓「最近の唯先輩のハグには、ほっぺスリスリのオプションがついてますよね?」 唯「うん、オプションって呼び方には何か釈然としないものを感じるけど」 梓「そうすると、必然的に私の鼻の近くには唯先輩の首筋が近づいてくるわけです」 唯「ふむふむ」 梓「結果的に私は首筋をくんかくんかせざるを得ない、というわけです」 唯「いや、そのりくつはおかしい」 梓「何でですか」 唯「あずにゃんが嗅がなきゃいいだけだよね、それ」 梓「唯先輩は私に死ねと言っているんですか?」 唯「何でそうなるのさ」 梓「だって匂いを嗅がない=鼻で息をしない、ということでしょ?窒息しちゃうじゃないですか」 唯「口で息をすれば……」 梓「何言ってるんですか!口呼吸をすると虫歯になりやすくなっちゃうんですよ!?」ガアッ 唯「そ、そうなの?ごめんなさい……」 梓「分かればいいんですよ♪」クンカクンカ 唯「何か釈然としない……」 …… 紬「今日はクッキーを持って来てみました♪」 律「おお、美味そうだな」 澪「いつもありがとうな、ムギ」 唯「いっただっきま~す♪」 紬「うふふ、召し上がれ♪」 澪「はむっ……うん、美味しい!」 律「紅茶との相性もばっちりだなっ」モグモグ 唯「しあわせ~……♪」ムシャムシャ 梓「唯先輩」ツンツン 唯「ん?どったのあずにゃん」 梓「あ~」カパッ 唯「えっ?」 梓「あ~……」 律「何やってんだ梓、大口開けてみっともないぞー」 唯「あ、あずにゃん?」オロオロ 梓「……」クイックイッ 紬「……あ、唯ちゃんに食べさせて欲しいんじゃないかしら?」 澪「なるほど、あれは『あ~ん』をねだってる体勢なのか」 唯「そ、そうなの?あずにゃん」 梓「……」コクコク 唯「じゃあ……あ~ん」 梓「あ~……むっ」パクッ 紬「わあっ、食べた」 唯「美味しい?あずにゃ……ひゃわあっ!?」ガタッ 律「うわっ!?ど、どうした唯……って」 梓「んん……」ペロペロ 澪「Oh……」 唯「あ、あずにゃっ、指、舐めないでよぉ」 梓「ぷう、ごちそうさまでした」 唯「うう~……あずにゃん、あんなことしちゃダメでしょ!」メッ! 梓「あんなことって何ですか?」 唯「私の指を舐めたことだよ!」 梓「指を舐めたことですか?」 唯「そうだよ!」 梓「唯先輩の指を舐めたんですか?私の舌がペロペロと?」 唯「そうだよ!」 梓「ゆっくりと舌を這わせて、ねちっこく官能的にねぶられちゃったんですか?」 唯「そうだけど、何だか言い方がえっちいよあずにゃん!」 梓「そうですか、それは失礼しました。じゃあ、はい」スッ 唯「……えっと、どうして私に人差し指を差し出してるのかな?」 梓「え?唯先輩は『私にも指をペロペロさせろ』的なことが言いたいんでしょ?」 唯「違うよ!どうしてそうなるのさ!?」 梓「ささ、遠慮せずどうぞ。出来れば上目遣いで色っぽくペロペロして下さい」ズイッ 唯「遠慮とかじゃないってば!」 澪「……」 律「……」 紬「唯ちゃんと梓ちゃんはいつも仲良しね~♪」ウフフ 澪「あ、ああ、そうだな……」 律「ちょっとやり過ぎな感もあるけどな……主に梓が」 紬「澪ちゃんとりっちゃんは食べさせ合いっことかしないの?」 澪「ふえっ!?」 律「な、何言ってんだよムギ!私たちはそんなことしないって!」 紬「そうなの?澪ちゃんとりっちゃんも仲良しさんなのに……」 澪「り、りつ……」スッ 律「って澪!?何クッキーを持って……」 澪「あ、あーん……///」 律「うぅ……///」 紬「いいわあ……」ウットリ …… 梓「……」サスサス 唯「あずにゃん、何やってるの?」 梓「一説によると」サスサス 唯「うん?」 梓「おっぱいは、揉むとおっきくなるらしいです」サスサス 唯「あー……」 梓「……」サスサス 唯「でもあずにゃんが今やってるのって……」 梓「はい?」サスサス 唯「揉むっていうより、さ……ううん、やっぱり何でもないよ」アハハ 梓「……」 唯「……」 梓「分かってますよー!揉むほどないってことぐらい!うわーんっ!」ダッ 唯「ああ!?あずにゃーんっ!?」 梓「どうせ私は擦る程度のおっぱいしかないんですよ……」ズーン 唯「あ、あずにゃん元気出して!おっぱいの大きさが全てじゃないよ!」アセアセ 梓「…………唯先輩は」 唯「なあに?」 梓「おっぱいがちっちゃい子、嫌いになったりしませんか……?」ウルウル 唯「っ!」ドキッ 梓「私、貧相な体なので……女の子らしくなくて……ぐす……」 唯「あずにゃん!」ギュウッ 梓「あ……ゆい、先輩?」 唯「あずにゃんのこと嫌いになるわけないよ?私、可愛いあずにゃんのこと大好きだから」ナデナデ 梓「でも……」 唯「あずにゃんは、あずにゃんのままでいいんだよ。私は在りのままのあずにゃんが大好きだよっ!」ニコッ 梓「唯先輩……」 唯「だから無理しておっぱいをおっきくしようとしなくて大丈夫だよー。ちっちゃいあずにゃんもすっごく可愛いし♪」 梓「な、何言ってるんですか、もう……」 唯「あずにゃん可愛い~♪」ギュウ 梓「唯先輩……♪あ、そうだ」 唯「ん?どうしたの?」 梓「唯先輩、おっぱい揉ませて下さい」 唯「………………はい?」 梓「おっぱい揉ませて下さい」 唯「ええええ!?何でいきなりそんなこと言い出すの!?せっかくいい雰囲気だったのに!」 梓「いえ、唯先輩はさっき私にありのままでいいとかちっちゃいのも可愛いとか言ってくれたじゃないですか」 唯「う、うん……まあ言ったけど」 梓「私はおっきいおっぱいが大好きなので、揉ませて下さい」 唯「何でそうなるのさ!?もう色々台無しだよ!」 梓「私好みに育てますから!任せて下さい!」ワキワキ 唯「うわーんっ!」ダッ 紬「澪ちゃんの胸はやっぱりりっちゃんが育てたりしたの!?」キラキラ 律「す、するわけないだろーっ!」 澪「……///」プシュー …… 唯「う~、最近寒いねえ」ガタガタ 梓「そうですね、風も冷たいです」ブルブル 唯「こういう時はやっぱり……」チラッ 梓「……?ああ、なるほど。どうぞ、唯先輩」バッ 唯「……」 梓「どうしたんです?早く抱きついて下さい、さあさあ」 唯「いや~、意思疎通が出来たのは嬉しいけど、あんまりウェルカムだと何か張り合いがないよね……」 梓「唯先輩がいっつも抱きついて来るからじゃないですか」 唯「ああ、昔の抱きついただけで恥ずかしがるあずにゃんはいずこへ……」 梓「いいから早く来て下さい唯先輩。私もあったかあったかしたいんです」 唯「むう、まあいっか。……あ~ずにゃん♪」ギュウッ 梓「……にゃあ♪」 唯「ん~、あったかあったか♪」スリスリ 梓「あったかいです」ホクホク 唯「でも抱きついたら一番あったかいのはムギちゃんだよね~。体温高くてポカポカだし」 梓「……むっ」 唯「冬は一家に一台欲しいよね~……んう?」 梓「……」 唯「あずにゃん、どうし……ひゃうっ!?」ビクッ 梓「こうすればもっとあったかいですよ」グリグリ 唯「ちょ、ちょっとあずにゃん!胸に顔グリグリしないで……!///」 梓「私が一番あったかいですよね?」グリグリ 唯「ひゃあああっ!い、一番!あずにゃんが一番だよっ!///」 梓「えへへ、ならいいんです」パッ 唯「はあ、はあ……。あずにゃんはもう……」 梓「~♪」 和「相変わらず仲良いわねえあの二人。この寒い中よくやるわ……」 憂「お姉ちゃんあったかいもんね!」 和「……あら?憂もあったかいわよ」 憂「えへへ、和ちゃんもね!」 …… 梓「唯先輩、ポッキーゲームしましょう」 唯「脈絡が無さ過ぎないかいあずにゃんや」 梓「そうですか……今日はいい天気ですね」 唯「そうだねえ。やっぱり晴れだと気持ちいいね~」 梓「ところで唯先輩、ポッキーゲームしましょう」 唯「会話の流れが不自然すぎるよ!どんだけポッキーゲームしたいのさ!?」 梓「自然な会話の流れを心掛けたつもりだったんですが……。まあいいでしょう、それよりポッキーゲームを」 唯「何でそんなにポッキーゲーム押しなの……」 梓「はい、そっち側をくわえて下さい」ンー 唯「私はやるとは一言も言ってないよ、あずにゃん」 梓「あれ?もしかしてルールを知らないんですか?」 唯「いや、大体は知ってるけど……」 梓「いいですか、ポッキーゲームとは二人でポッキーの両端をくわえ合って食べ進めていくゲームのことです」 唯「うん、まあ知ってるね」 梓「第一ラウンドはどちらがより多くのポッキーを食べられるか、の勝負になります。相手の唇にぶつかる前にいかに多くの部分を食べられるか……いざとなったら相手の口の中から奪い返すのも重要な戦法の一つですね」 唯「あれ、何か違う……」 梓「第二ラウンドはポッキーを食べ終わり、唇と唇がぶつかり合ってからスタートします。これは相手より先に唇を離したほうが負けになります。忍耐とテクニックの勝負ですね」ウンウン 唯「もうそれポッキー関係ないよね!?」 梓「ではルールがはっきりしたところで改めて……」 唯「やらないよ!?そんなえっちいゲームは!」 梓「じゃあもうポッキーなしゲームでいいですから!」ズイッ 唯「もうそれただのちゅーじゃん!」 梓「唯先輩、いい加減観念して下さい!」ガバッ 唯「わあああっ!?こ、こらあずにゃん、離れて離れて!」ドタバタ 律「……」 澪「……」 紬「さて、ここにポッキーが用意してあります」 律「えっ!?」ビクッ 澪「わ、私はやらないからな!」 紬「あら……じゃありっちゃん、私とポッキーゲームしましょうか♪」ンー 律「わわっ、ちょ、ムギ……?///」カアッ 澪「あ……!だ、だめーっ!」 紬「うふふ♪」 2